【Photoshop】服の色を[黒から白]へ!割と簡単な加工方法

服の色を黒から白へ デザイン
デザイン

写真の一部分の色をAdobe Photoshopを使って変える方法をコチラでも紹介していますが、

この記事では、それと別な方法で白→黒、黒→白へ変える方法を紹介します!

おはようございます。こんにちは。こんばんは。
DTPデザイナー歴約15年、現役グラフィックデザイナーのセトガワです。

実は、白→黒よりも、黒→白がなかなか難しいんです!

この記事で紹介する方法は、割と簡単に、そして自然に変えることができますが、
元の写真の条件が大事になってきます…

色を変えたい手元の写真を見ながら、チェックしてみてください。

この方法で加工できない写真

これから紹介する方法では、色を変えたい部分の条件が次の3つに当てはまる場合、加工ができません。

  1. コントラストがキツすぎる
  2. 「白飛び」している
  3. 「黒つぶれ」している

コントラストがキツすぎる

コントラストとは、明暗の差のことです。

明るいハイライトの部分と暗いシャドウの部分との対比がキツすぎると、
中間色のグレーの移り変わり(グラデーション)が急なので、難易度がぐっと上がるだけでなく自然な加工ができません。

例えば、ピカピカのエナメル・革製品。靴やバッグなどです。

「白飛び」または「黒つぶれ」している

光が当たった一番明るい部分/影になって一番暗くなっている部分に注目してください。
模様・陰影・布の質感が見えなくなっていませんか?

白飛びは、ハイライト部分のディティールが描写されず真っ白になってしまった状態、
黒つぶれは、その逆で、シャドウ部分が真っ黒になってしまった状態です。

どんな模様があったのか・どんな質感なのか・どんな影が付いているか…など、
白飛び/黒つぶれしている部分のデータには残らないので、加工をしたときに自然な加工ができません。

陰影やディティールが分かるような明るさであれば、加工ができます。

無視して加工すると、妙に陰影がなくてのっぺりしてしまったり、“ただ上から塗りつぶしただけ”みたいな結果になってしまいます。

判別できないときは、慣れれば比較的 短時間でできる加工なので、ダメ元で挑戦してみるのも良いと思います。

白飛びや黒つぶれが悪いというわけではありません!
写真作品には、意図的に白飛び・黒つぶれさせた演出もありますし、それも作品の一部で美しいです。

ココでは、写真としての良し悪しではなく【色の加工をすることが可能であるか?】という点でお話ししました。

白から黒へ、黒から白へ。

今回加工してみる写真はこちら。
白いTシャツを黒いTシャツに、黒いTシャツを白いTシャツに
Photoshopを使って変えてみます。

加工の流れ

  1. 色を変えたい部分を選択
  2. ヒストグラムパネルで山を確認
  3. 調整レイヤー「グラデーションマップ」を追加
  4. グラデーションマップの[カラー分岐点]をヒストグラムを参考に調整
  5. グラデーションマップの色を決める

流れは白→黒も黒→白も大まかには同じですので、それぞれ該当箇所を参照してください。

いざ、加工実践

①色を変えたい部分を選択

色を変えたい部分を選択します。

選択方法は、パスツール・クイック選択ツール・クイックマスクモードなど… 普段やり慣れた方法で大丈夫ですが、詳細な部分まで選択できる方法で行ってください。

②ヒストグラムパネルで“山”を確認

ヒストグラムパネル]で、選択した範囲の“山”の形を見てみましょう。
そして、その“山”の開始位置を、覚えておいてください。だいたいでOKです。

覚える箇所は次の3つです

  1. 一番明るい位置
  2. 一番暗い位置
  3. 一番山が高い位置(の中心)

だいたいでOKですが、正確にメモできると後の調整がより楽になります。キャプチャやスマホで写真を撮ったりしても良さそうですね。

ヒストグラムパネルは、メニューバー[ウィンドウ]→[ヒストグラム]で表示できます。
範囲選択することで、色を変えたい範囲での(Tシャツだけの)ヒストグラムになります。

※暗い左側を0%、明るい右側を100%として説明していきます。

↑白Tシャツは、暗い部分が70%、明るい部分が100%、山が高い中心が90%ほどの位置でした。

↑黒Tシャツは、暗い部分が0%、明るい部分が25%、山が高い中心が10%ほどでした。

ヒストグラムとは、明るさをグラフ(レベル)化したものです。
横軸は、左:暗い色←→右:明るい色です。縦軸はその明るさの色の量を表します。

黒Tシャツは暗い色を表す【左側】に、そして白Tシャツは明るい色を表す【右側】に偏っていることがわかりますね。

③調整レイヤー「グラデーションマップ」を追加

選択はそのまま、レイヤーパネルから[調整レイヤーを新規作成]をクリックし、グラデーションマップ]を追加します。

Tシャツの形の[レイヤーマスク]がついた、[グラデーションマップ]が作成できます。

作成したグラデーションマップをクリックし表示される[属性パネル]で、黒と白のグラデーションのバーをクリックします。
グラデーションエディター]を表示させましょう。

上部のプリセット等は使いません。
下半分のグラデーションのバーを変更していきます。

④グラデーションマップの[カラー分岐点]をヒストグラムを参考に調整

②で確認したヒストグラムの形を思い出してください。

  1. 一番明るい位置
  2. 一番暗い位置
  3. 一番山が高い位置(の中心)

この3つの位置関係はココで使います。

グラデーションエディタのグラデーションスライダをこれから調整しますが
動かすのは、グラデーションスライダのバーの下にあるカラー分岐点です。

分岐点が2つ、左右の端にありますね?
この2つの分岐点を、先に確認したヒストグラムと同じくらいの位置に動かします。

\ココ大事!/

左側の分岐点をヒストグラムで確認した暗い位置に、
右側の分岐点を明るい位置明るい位置に移動させましょう。

そして、
分岐点の間にある小さめのひし形マーク[カラー中間点]を、山が高かった位置に動かします。

今回は以下のような位置にスライダを動かしました。

白Tシャツは、暗い位置の分岐点は70%、明るい位置の分岐点は100%、中間点は90%ほどの位置でしたね。

黒Tシャツは、暗い位置の分岐点は0%、明るい位置の分岐点は25%。中間点は10%ほどの位置でした。

ヒストグラムの“山”が複数あった場合

写真によっては、“山”が複数ある場合もあります。その場合も基本は同じです。
山一つひとつに設定します。

⑤グラデーションマップの色を決める

2つの[カラー分岐点]の色をそれぞれ変えていきます。

[カラー分岐点]の左側は「Tシャツの一番暗い色」「右側はTシャツの一番明るい色」を指定します。

注意したいのは、あくまで【Tシャツの】一番暗い色/明るい色という点です。

白いTシャツでも、一番明るい色が真っ白(#FFFFFF)とは限りませんし、黒いTシャツでも、一番暗い場所の色は真っ黒(#000000)と限りません。
もちろん真っ白/真っ黒のほうが馴染む場合もあります。

撮影環境や影の付き方で変わってくるので、細かく調整をしながら色を選んでみてください。

今回は以下のように色を決めました。

パッとみて、あまり差が感じられないかもしれません。

特に白→黒なんて「どっちも黒なのでは?」みたいな感じです。でも、これくらい微妙〜な差でも十分、立体感のある黒いTシャツにできます。

必要なら先に決めてあった[カラー分岐点]や[カラー中間点]の位置も、自然な感じになるよう調整します。

セトガワ
セトガワ

ちなみに、すべて無彩色でに見えますが、実はうっすらと有彩色です。ほんの少〜〜〜〜し、なんですけどね。

私の今までの経験から言うと、シャドウは黄色系・ハイライトは青系にしておくと、比較的馴染みやすい傾向にあるような…気がします。(…気がするだけかもしれませんが…)

でも、緑系や赤系、または無彩色の方がしっくりくるときもあります!

色の差は本当に微々たるものですが、全体の雰囲気も変わりますので、色々試してみてくださいね。

見本で使用した全ての写真は写真ACさんからDLさせてもらいました!

別の方法でも

フォトグラファー・レタッチャー・ビデオグラファーの御園生大地さんの記事では、レベル補正を駆使して黒→白に変換されています!

本家・Adobe Blogでも紹介されているチュートリアルです。正直スゲェ、です。素晴らしい。


記事の冒頭で、最初に「黒→白はなかなか難しい」と書きました。

その理由は、白くしたTシャツを拡大してみるとわかります。

ノイズ多い! 影が潰れてる!

小さく使う分には気にならない範囲かもしれませんが…気になる! という方のために

次のページで、
黒→白が難しい理由とノイズをすこし目立たなくする方法、そして、もうひと手間かけてより自然に加工する方法を紹介します。(執筆中Coming Soon!)

タイトルとURLをコピーしました